イラン、アフガン、パキスタン首脳会合 米国への牽制か
(以下引用)
アフガニスタン、イラン、パキスタン3カ国の大統領は17日、パキスタンの首都イスラマバードで首脳会合を開き、テロ対策や経済関係の拡大での協力につい て合意した。欧米が核開発疑惑のかかるイランに圧力をかけるタイミングで、米国と微妙な関係にあるパキスタンとアフガンが顔をあわせたことは米国への牽制 (けんせい)になりそうだ。
「この地域の国家間に根本的な問題はない。すべての問題は外部によって作られている」
17日の共同記者会見で、イランのアフマディネジャド大統領はこう語った。特定の国名には言及しなかったものの、批判の矛先が米国に向いているのは明ら かだ。アフマディネジャド氏は、アフガンのカルザイ、パキスタンのザルダリ両大統領と並んで、「われわれは3カ国間の協力を強固にするために集まった」と 述べ、対米勢力として結集していく意気込みも示した。
ただ、米国との関係は三者三様だ。ザルダリ氏は16日、イラン産天然ガスをパキスタンに輸出するパイプライン建設計画について、早期実現に尽くすことをアフマディネジャド氏に約束した。
パキスタンに対し、計画から手を引くよう求めている米国からの反発が予想されるが、エネルギー不足が深刻化しているパキスタンにとっては、実利面でイラ ンと手を組まざるを得ない。だが、パキスタンは、テロとの戦いへの協力をめぐりぎくしゃくした米国との関係改善への動きも見せているとされる。
一方、イランはアフガンのイスラム原理主義勢力タリバンを後押ししているとも言われており、カルザイ氏には、イランとの関係安定によって、同国によるタ リバン支援を阻止したいとの思いがある。また、アフガンには、対イラン牽制として、米国との関係維持が欠かせない側面もある。
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